注文住宅に必要な基礎知識とは

流れを知っておこう

マイホームは何度も建てるものではありません。
特に、注文住宅は一つの建物にこだわりを持って、自分の理想に近い家をつくりあげていくことが大切です。
しかし、初めての家づくりは、どのような流れで進むのか、何に気をつけるべきなのかなど、わからないことが多いのではないでしょうか。
注文住宅は安いものではないため、理想の住宅を建てるために、最低限の基礎知識を身につけておきましょう。
一つは、家づくりの流れです。
間取りや広さを考えていきますが、ライフスタイルに合わせて確保するのがポイントです。
間取りや広さによって予算も変わってきます。
そのため、理想と予算のバランスを考えてください。
また、生涯設計を見据えた上で費用の上限を決め、そのできる範囲で内装を考えていくと良いでしょう。
予算が決まったら土地や敷地を探し、業者に見積もりを依頼します。
内容に納得できたら、地盤調査や最終図面の決定、本契約と進んでいくのが一般的です。

3つの組み立て方

注文住宅の工法についても身につけておくべき基礎知識の一つです。
詳しいことは職人にしかわかりませんが、在来工法やツーバイフォー、プレハブなど種類の特徴は知っておきましょう。
在来工法は日本の伝統的な工法で、土台や柱、梁などを木材で組み、筋かいで耐震性を担保するのが特徴です。
設計の自由度が高いため、間取りはもちろん屋根の形状、外壁の素材選びにも柔軟に対応ができるのが利点です。
しかし、職人によって仕上がりに差が出やすいのがデメリットとして挙げられます。
見た目はイメージ通りでも構造に問題が生じると災害時に耐えられないため注意してください。
ツーバイフォーは北米から伝えられたやり方です。
在来工法は柱や梁で建物を支えていますが、これは壁、床、天井などで支えます。
どの職人でも建てやすく、耐震性能に優れているのがメリットですが、構造的な制約が多く自由度が制限されるという欠点があります。
プレハブはあらかじめ規格化された部材を大量生産し、現場で組み立てるのが特徴です。
工期が短いのが利点ですが、デザインの自由度が低いです。
このような基礎知識を身につけた上で、イメージに近いものを一つずつ選択していってみてはいかがでしょうか。